
「子ども地域環境フォーラム’96−子ども地域環境サミット in 京都−」
へのメッセージ
皆様すでにご承知のとおり、環境問題は、もはや1つの国だけの問題ではありません。環境保護は、国際的で地球的な問題なのです。私たちのかけがえのない環境を守るための最良の方法は、このフォーラムの主旨である「地球的規模で考え、足元から行動せよ」(Think Globally, Act Locally)を、私たちが常に忘れないでいることだと思います。この環境を守るために個人ができることは、些細なことかもしれません。しかし、大切なことは、私たちが自分たちの町やその自然を理解して、身の回りから行動を開始することなのです。ついにはこのような小さな行動が地球規模の影響をもたらすのです。
この地球は美しく、多様です。様々な人々が独自の文化や生活様式をもって生活しています。お互いに助け合い、尊敬し、いっしょになって21世紀の地球について真剣に考えることが大切です。国際交流は、異なった文化との出会いを可能にする一つの方法ですが、この出会いは、様々な文化へのより一層の理解を深めることになります。国と国との文化交流、ますます増えている異文化間の交流をより活発にすることによって、もしかして、私たちは環境問題を解決する糸口を見つけることができるかもしれません。
私は、このフォーラムが子供だけでなく、全ての人々が、もう一度環境問題について考えるよい機会となることを願っております。
ともに「宇宙船地球号」の未来を期待しようではありませんか。
サミュエル・シェパード
日米教育委員会 理事長

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